造作家具(フルオーダー)とシステム収納(セミオーダー)の比較
一般ユーザーさんは意外と盲点なのですが造作家具とセミオーダー家具は全くの別物なんです。
まず造作家具ですが、これは完全オーダーメイドシステムによる製作で全てがゼロから作り上げる家具です。
製作前段階の図面ですがこれも1個の為だけに図面オペレーターがスペシャルでお作りします。
家具自体の製作も当然ですが箱(キャビネット)も1つ1つ職人による手作りになります。
専門工場ではこのオーダーサイズ対応の為、家具重量が重くならないように芯材もフラッシュ構造で
設計図通り製作していきます。
(既製品や半既成品はベタ芯構造と言ってパネル全体に芯材がある為重量も重くなり据付には不向きです)
仕上げ材ですがこちらも各メーカーさんの化粧面材や突板塗装に及ぶ全ての素材からセレクトができ
ユーザーさんの要望を99%再現可能です。
一方、セミオーダー家具とは(非常に紛らわしい表現ですが)システム収納家具とも言いまして
既成ユニット(キャビネット)の組み合わせによる収納家具です。
もちろんメーカーさんの量産品ですのである程度のユニットサイズはあると思います。
キッチンメーカーさんですと幅が150ミリピッチで製作されています。(在庫品)
150ミリ・300ミリ・450ミリ・600ミリ・750ミリ・900ミリと右記のユニットを組み合わせて構成されます。
(いわゆるミリ単位でも製作はできません)
扉や仕上げ材は用意してある数種類の中からしか選ぶ事ができません。(形状も同様です)
希望サイズに到達できない部分はフィラーと呼ばれる埋木材で調整してピッタリサイズのように見せます。
要は既製品(大量生産の在庫品)を使用する事で生産効率があがり価格も安価に設定ができる仕組みです。
上記の事からもご理解頂けたと思いますが両者ともメリットがありますので状況に応じてセレクトされるのが 得策ではないでしょうか。 造作家具について詳しくお知りになりたい方は造作家具専門ウェブサイトで情報を公開しております。
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