バルコニータイル、300角と100角ってどう違うの??

一昔前は100角と150角しかラインナップが無かったのですが最近メーカー数が増えてからは
300角も増え3種類から選べるようになりました。(長尺ウッドデッキを入れると3種類ですね)
一番は見た目による視覚が一番のポイントになるでしょう。(もちろん価格は大判になるほど高価になります)
では、どのようなバルコニーでも大判(300角)の選択がベストなのでしょうか?
いいえ、そのような事はありません。
視覚的に申しますと小さなバルコニー(概ね6平米前後)の場合は100角タイルがお勧めです。
主な理由は小さなバルコニーですと当然タイルの貼る枚数が少なくなります。
という事はタイル目地(継ぎ目)も少なくなります。
そのような時に大判300角を敷きますと目地数が極端に少なくなり違和感がでてしまいます。
ここは自然に見せる為に敢えて100角タイルを敷き込み目地数を増やしましょう。
素材感や色も大切ですが視覚的にはタイルの場合もっとも目地が強調されますから。
逆に大き目のバルコニー(概ね12平米以上)は大判300角タイルがお勧めです。
先程の小さなバルコニーでの視覚効果の逆イメージです。
大きなバルコニーへ小さな100角タイルを敷き込みますと目地数が多くなり少し煩いイメージになりがちです。
また100角タイルの場合は施工時にタイル自体をカットせず割付の合わない箇所は専用の隙間調整樹脂マットを入れて
調整を図ります。
300角タイル(150角も同様)の場合はタイルを現地に合わせてカットするため、違和感なく綺麗に仕上がります。

今度は物理的な問題ですが大きなバルコニーの場合は影響がでやすい土間の不陸問題です。
この土間の不陸とは、バルコニー土間は建設中に打設したコンクリート(荒打ち部分)へ左官屋さんが綺麗に仕上げる為に
厚さ(公称)30ミリ程度をモルタルで金コテで仕上げています。(いわゆる人力です)
人が仕上げていますので100%平らに仕上げる事はできません。
これが不陸とよばれる浪打の事です。
またバルコニー土間には外の側溝へ雨水が自然に流れるように傾斜が付いています。
これらも同様に左官屋さんの人力で施工していますから更に難易度が高いですね。
そんな理由から土間はキッチリ平らではないので大きなタイルや長尺のデッキなどを敷き込むと
不陸によりタイル等が「ガタ」付きが生じる事があります。
これらも考慮してバルコニータイル素材を選ぶのが理想的ですね。
但し、先程も申し上げましたが不陸の大きさは職人さんの技量によりますので物件や住戸により様々です。
どうしても気になる方は施工依頼するショップに良く相談してからお決めになるのが得策でしょう。

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