玄関向きのエコカラット施工とミラーの選び方
エコカラットと言えば玄関にミラーとコラボで貼るのが最近の主流ですがオプション会では
その案内方法が無頓着であまりに酷いのが現状です。(専門外スタッフの為)
皆様もお気付きの通り玄関に施工する壁はリビング等の居室と比べ面積も少ないです。
また玄関だけで失礼する来客もあり居室と比べ少し値が張っても高級感を演出したいですね。
そこで高級感且つお洒落に仕上げるエコカラットのプランニング術を少しご紹介したいと思います。
まずポイントはエコカラットと共貼りするオーダーミラーの選定です。
価格の事もありオプション会では高額な幅600ミリタイプを推奨していますが小さな壁へエコカラットを貼る
関係上、幅600ミリは大きすぎます。(ミラーサイドのエコカラットが貧祖に見えてしまいます)
姿見として使用するには幅300ミリ〜400ミリ程度で十分使用できます。
高さについてですが概ねのエコカラットではミラーの高さを天井までの施工が望ましいですね。
例えばの一例ですがプレシャスモザイクシリーズの「カッセ」や「スノージェ」、「ぺトラスクエア」や「パールマスク」など
乱張り(馬貼り)でないタイプの正方形シートであれば高さをエコカラットサイズで製作すれば綺麗に仕上がります。
例えばミラーの高さを1800ミリ以下にしたい場合はカッセやスノージェですと1粒が30.3ミリですので
59粒分の1788ミリで製作すればピッタリに収まります。
ぺトラスクエアやパールマスクですと1粒が60.6ミリですので29粒分の1757ミリでピッタリ収まります。
それ以外のエコカラットの場合はミラーの高さを天井まで一杯に製作した方が綺麗に収まります。
次にエコカラットの素材選びですが一般的に303角平タイプの大判は不向きです。
(逆に大きな面積への施工には向いています)
エコカラットはタイルですので目地通りがアクセントになりますので小さな面積に大きなタイルを施工しますと
目地の本数が極端に少なくなり見栄えが落ちます。
もちろん個々の住居により玄関の施工面は異なりますのであくまでも参考とお考えください。
お勧めはグラナスシリーズですと「ハルト」「ヴィスト」「ルドラ」がお勧めで、プレシャスモザイクシリーズですと
「ぺトラスクエア」や「パールマスク」がお勧めです。
主な理由は表面の凹凸がある程度あり素材の存在感があるものが高級感を演出できます。
またある程度の大きさがある素材の方が落ち着きもありお洒落な空間を彩ります。
最後にミラーの小口にあたる仕上がりですが通常2通りあり、小口を磨いただけの「小口磨き仕上げ」と
四方を5ミリ程度面取りした「面取り加工」があります。
ミラーのみを単独で貼る場合には四方面取り加工ミラーがお勧めですがエコカラットと共貼りする際は
エコカラットの厚みによりセレクトを変えなければなりません。
例えば上記で推奨したような素材ですと厚みが厚いので面取り加工ミラーと共貼りしますとミラーのエッジ部分が
薄くなりますので共貼りしたエコカラットの小口が大きく見えてしまう場合があります。
そういう場合には面取り加工せず小口磨きタイプのミラーがお勧めです。
ですがセレクトしたエコカラットにより厚みが5.5ミリタイプのものであれば逆に面取り加工ミラーでないと
ミラーの小口が見えてしまう事が予想されます。
こう言ったポイントが仕上がりに大きく影響されますので施工に詳しいスタッフのショップで是非ご依頼ください。